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4-1:経営者の想いを引き出す「セルフインタビュー」のやり方とは

経営者の想いを言語化する第一歩は、自分自身に対してインタビューをすることです。これを「セルフインタビュー」と呼んでいます。誰かに聞かれているつもりで、自分の考えを声に出したり、書き出したりしていく作業です。

ここでは、その具体的なやり方をお伝えします。

目次

なぜ「セルフ」インタビューが有効なのか

本来であれば、第三者に直接インタビューしてもらうのが最も効果的です。しかし、日々の業務に追われる中小企業の経営者にとって、そのための時間を確保するのは簡単ではありません。そこで有効なのが、あらかじめ用意された問いに沿って、自分一人で答えていくセルフインタビューです。誰かに話しかけるつもりで、口に出しながら答えるのがポイントです。

3つの時間軸で問いを立てる

セルフインタビューを効果的に行うコツは、問いを「過去」「現在」「未来」の3つの時間軸に分けることです。

過去については、「なぜこの事業を始めたのか」「創業当初、どんな苦労があったか」を振り返ります。

現在については、「今、社員のどんな瞬間を見て嬉しいと感じるか」「日々の仕事の中で、大切にしていることは何か」を問います。

未来については、「この会社を、これからどんな会社にしていきたいか」「入社する人に、どんな人生を歩んでほしいか」を考えます。

答えは、飾らずそのまま書き出す

インタビューに答えるときのポイントは、きれいな言葉に整えようとしないことです。

「地域に貢献したい」のような一般的な言葉ではなく、「まだ会社が小さかった頃、社員の給料を払うために自分の貯金を切り崩したことがある。それでも社員を一人も手放さなかった」というように、具体的な出来事や感情を、そのまま書き出してください。

この生の言葉こそが、後で求人票に落とし込むときの、最も価値ある素材になります。

一人で難しければ、家族や幹部社員に聞いてもらう

もし一人で答えるのが難しいと感じたら、家族や信頼できる幹部社員に、インタビュアー役をお願いするのも1つの方法です。他人から問いを投げかけられることで、一人では出てこなかった言葉が引き出されることがあります。

例えば、「なぜこの仕事を選んだのか、改めて聞かせてください」と幹部社員から問われた経営者が、それまで一度も口にしたことのなかったエピソードを話し始めた、というようなことも起こります。

日々の忙しさの中で、自分の想いを言葉にする機会は意外と少ないものです。セルフインタビューは、その機会を意図的に作り出すための、シンプルですが効果的な手段です。

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