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2-1:なぜ文字数を埋め、写真を載せても応募がゼロのままなのか

「仕事内容欄は文字数いっぱいまで書いた」
「写真も規定枚数を登録した」

それでも応募がゼロのまま・・・。このパターンで悩んでいる経営者は少なくありません。なぜ、教えられた通りに手を尽くしても結果が変わらないのでしょうか。

目次

「埋める」ことと「伝える」ことは、まったく別の作業

文字数を埋めるという行為は、あくまで空欄をなくす作業です。一方、求職者の心を動かすのは、そこに何が書かれているかという中身です。この2つは似ているようでいて、まったく別の作業です。

例えば、仕事内容欄に「一般事務全般。電話対応、書類作成、来客対応などをお願いします」と360文字ぎりぎりまで書いたとします。文字数は埋まっています。しかし、これはどの会社の求人票にも書けてしまう、汎用的な説明です。求職者の頭の中には、具体的な情景が何も浮かびません。

一方、同じ文字数を使って「電話対応は1日平均◯件。お客様の多くは長年の付き合いのある地元の工務店様で、名前を覚えていただけるとやりがいを感じます」と書けば、同じ360文字でも、求職者の頭の中に具体的な働く姿が浮かびます。文字数は同じでも、伝わる情報の解像度がまったく違うのです。

写真も同じ落とし穴にはまりやすい

写真についても同様のことが起きています。「規定の枚数を埋めなければ」という意識が先行すると、社屋の外観や、意味の伝わらない作業風景など、”とりあえず撮った”写真で枚数を埋めてしまいがちです。

求職者が写真から知りたいのは、実際に働く人たちの表情や、職場の空気感です。枚数を埋めることが目的化してしまうと、本来伝えるべき情報が抜け落ちたまま、形だけが整った求人票になってしまいます。

例えば、休憩スペースを写した1枚の写真があったとします。ただ空間を撮っただけの写真であれば、求職者の記憶には残りません。しかし、そこに「毎日このベンチで先輩と一緒にお昼を食べています」といった一言が添えられているだけで、同じ写真がまったく違う情報を持ち始めます。

写真と文字は、別々に評価される要素ではなく、組み合わさって初めて1つの情景を伝える、いわばワンセットの情報だと捉える必要があります。

「型」は必要条件であって、十分条件ではない

文字数を埋めること、写真を規定枚数載せること、これらは応募が来るための必要条件ではあります。しかし、これだけで応募が来るという十分条件にはなりません。器を整えることと、器の中身を満たすことは、別々に取り組む必要がある、それぞれ独立した作業なのです。

多くの求人票が伸び悩んでいる理由は、この必要条件の先にある十分条件、つまり中身の言語化にまで手が届いていないからです。

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