前回の内容では、「型」の情報だけでは応募が来ない理由をお伝えしました。では、応募が来る求人票とは、具体的に何が書かれている求人票のことを指すのでしょうか。ここでは、その定義を整理しておきます。
定義:応募が来る求人票とは「働く自分の姿が見える」求人票のこと
一言でいえば、応募が来る求人票とは、求職者が読んだときに「自分がここで働いている姿」を具体的に思い描ける求人票のことです。逆に言えば、応募が来ない求人票の多くは、読んでも働く姿が思い浮かばない、輪郭のぼやけた文章になっています。
この「働く姿が見える」状態を作るために欠かせないのが、次の3つの要素です。
要素①:経営者の想いが伝わっているか
なぜこの事業を始めたのか、どんな会社にしていきたいのか。経営者本人の言葉がそこにあるかどうかで、求人票の温度感はまったく変わります。
想いの部分は、この後で改めて深掘りしますが、ここでは「求人票にも、会社の意思がにじみ出ている必要がある」と押さえておいてください。
要素②:現場のリアルな魅力が伝わっているか
経営者の言葉だけでは不十分です。
実際にそこで働いている人たちが、日々どんな空気の中で仕事をしているのか。休憩時間の雰囲気、先輩後輩の関係性、大変なことも含めた本音の魅力。これが加わることで、求人票は「会社案内」から「そこで働く人たちの実況中継」に変わります。
要素③:正直な情報が伝わっているか
意外と見落とされがちなのが、この「正直さ」です。良いことばかりを並べた求人票は、一見魅力的に見えても、どこか嘘くさく感じられてしまいます。
大変な面も含めて正直に書かれている求人票のほうが、かえって信頼され、結果として入社後のギャップも少なくなります。
この3つが揃うと何が起きるか
この3つの要素が揃った求人票は、同じ職種・同じ条件の他社の求人票と並んでいても、明らかに違って見えます。文字数のルールは同じでも、そこに書かれている情報の解像度がまったく違うからです。
次の記事では、この3つの要素の核となる「言語化」という言葉そのものを、もう少し具体的に定義していきます。
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